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アレグラン渡部のサッカーの素

愛知県東海市のスポーツクラブ "アレグラン東海” の代表が、自身のサッカー観を中心に、スポーツ、教育など気になることを素直に書いていきます!

NHK杯体操

昨日、第55回NHK杯体操選手権大会の様子をテレビで観戦しました。

リオデジャネイロ五輪の代表選手が決まるこの大会は、テレビ画面からも、その緊張感や熱気が伝わってきました。

各選手のその「力強く」「研ぎ澄まされた」演技には、“人間の持つ可能性”を感じずにはいられませんでした。

 

体操男子の五輪代表は(NHK杯を含む)3つの大会の成績で、すでに決まっている内村選手を除く4人が選ばれ、今回のNHK杯では内村選手を除く最上位1人が代表に決まります。

 

五輪代表争いは・・・全日本3位の加藤選手が、前半で内村選手に次ぐ2位につけて、4種目めの跳馬で大技のロペスに挑み、15点をマークしてリードを広げました。
しかし、終盤に2大会連続の代表を目指す田中選手が、得意の平行棒と鉄棒で激しく追い上げました。(*正に手に汗握る光景)

加藤選手が田中選手を上回るには、鉄棒で15.550の高得点が必要な状況に追い込まれました。
ここで加藤選手は、着地までしっかり止めて15.600をマークして、合計で180.100で田中選手を0.1上回って2位となり、2大会連続の五輪代表を決めました。

 

0.1の差・・・この違いや重みは、門外漢の私には想像ができません。

 

ただ、サッカーにおいても、この技術の僅かな差が、ゴールを決める時はもちろん、様々な場面で勝負を分けることになると、感じました。

 

●ただ、ボールを蹴る・・・だけではいけません。

○どこに、どの強さで、どんな質のボールを蹴るのか?

●ただ、ボールを止める・・・だけではいけません。

○どちらの足の、どの辺りにボールをコントロールするのか?

●ただ、ボールをドリブルする(*運ぶ、相手をかわす)・・・だけではいけません。

○どちらの足でボールを触り、どれくらいの強さでボールに触れるか?

 

さらに相手の状況、ピッチコンディション、気象条件など・・・様々な要因も加味しなくてはなりません。

 

NHK杯に話は戻ります。

最終種目の鉄棒で完璧な着地を決め、高得点で優勝、大会8連覇を成し遂げた内村選手。

素晴らしい結果にもかかわらず、内容に不満を漏らしました。

「着地を強引に止めにいった。

もう少し余裕を持って跳びたい」

跳馬では大技であるリ・シャオペンを決めたものの、踏み切りのタイミングが少しずれたとのことで、納得がいかなかったそうです。

 

「着地は止めて当たり前・・・」

この言葉の意味、重みを感じなくてはいけません。

 

五輪代表争いにも感動しましたが、

絶対王者”内村選手の強さと、その裏側にあるものの深さを感じることができました。

自身の演技への限りない『拘り』と『意識』・・・。

この大きさと比例して、身体の動きは洗練されていきます。

 

なぜ、ボールがゴールに入らないのか?

なぜ、相手にボールを奪われてしまうのか?

 

サッカーは、集団スポーツであっても、局面では誰かが個人でボールを捌いているわけです。

その“個”が、強くなければ、勝つことはできません!!

 

我々サッカー人は、個を高める努力を、もっともっと積み重ねていかなくてはならないと痛感させられました。

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