アレグラン渡部のサッカーの素

愛知県東海市のスポーツクラブ "アレグラン東海” の代表の渡部貴朗が、自身のサッカー観を中心に、スポーツ、教育など気になることを素直に書いていきます!

継続は力なり?!

ブログも2か月目に入りました。

1か月間たくさんの方に、拙い文章、また重たい文章を読んでいただけましたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

自身は、ブログというものをすること自体、あまり好きではありませんでした。

“自分の想い”は、本当に自分を理解してくださる方に、分かっていただければそれでよいと思っていました。

そして何より、自分の考えを大っぴらにすることが恥ずかしいような・・・。

実は今でも、その気持ちがないわけではありません。

 

ブログを始めるための動機は、

「自クラブの立て直し」、「新しいクラブづくり」

が発端でした。

 

クラブのことを知っていただくためには、

やはり代表である自分が襟を広げる姿勢(スタンス)が必要であると、

強く感じたからです。

「良いクラブですよ」、「上手くなりますよ」、「将来につながりますよ」、

などなど・・・

甘い“言葉”や“手段”は、いくらでもあります。

しかし、一番多くの方が興味を持たれる部分は、

ありふれた文言や、気を惹く企画より、

クラブを運営する人間の人柄だと思います。

(そう信じています)

大切なわが子が通うクラブの指導者は、一体どんな人なのか?

その運営者の『人間性』の部分を、少しでも知っていただく目的からブログを始めさせていただきました。

 

指導者になって早20年。

いろいろな経験を経てきました。

成功・・・よりも挫折の方が多かったように感じます。

痛い経験を通して、「何が大切なことなのか」ということが、

少しずつ分かってきました。

もちろん、まだまだ気がつかなければいけないことがあるのは分かっていますが・・・

せっかくの蓄積してきた“経験”や“気づき”の部分(*自身の人生の財産)を、

スポーツ、教育、子育て、そしてサッカーに興味をお持ちの皆さまに、

少しでもお伝えできたらと考えて、このブログを綴っています。

 

しかし・・・

ここにきて、続けるということの難しさに直面しています。

実は、お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、

[リンク]に『アレグラン日記』というブログ名が挙がっています。

こちらは、正にクラブの日記(活動報告)で、

こちらも更新を続けなくてはなりません。

手がけた以上、どちらも中途半端にはできません。

これから現在のペースで続けていくことができるのか?

少し不安にもなります・・・。

 

しかし、継続は力なり・・・です・・・

 

が、先日、『会社は2年で辞めていい』という本が出版されていることを知りました。

インターネット上でも、入社して3年以内に辞めた事例などを紹介する記事が、

多々掲載されています。

先の書籍の中で筆者の方は、

「同じ5年間を過ごすなら、例えば転職して2社経験すると、1つの会社だけを経験するよりも、圧倒的に会社に対する理解は深まる」

ということを述べらているようです。

 

『三日坊主』や『石の上にも三年』、

などという言葉を耳にしながら大人になった自身としては、

正直なところ、なかなか理解し難いことでもあります・・・。

 

自身の過去の経験でまとめとさせていただきます。

大学を卒業して勤めていましたスポーツクラブ(社会教育団体)で、

ジャズダンスの講師の先生から次のような話を伺いました。

 

「今の(講師として独立した)立場になるまでには、10年間、ある先生の下で下積みをしました。その私の師匠の先生から、次のように言われたことが今も心に残っています。『10年間はどんなことがあっても、ある先生の下で勉強(修行)を続けなさい。それができなければ、きっと独立した後、いろいろな困難なことに出くわしても乗り越えることはできないでしょう・・・』

 

私自身、偶然ですが10年間、ひとつの組織の中で仕事させていただき、

今の立場にいます。

 

「ままならないこと」、「納得できないこと」・・・

今だから話せるようなことも経験しました。

一方で、『貴重なこと』も学ばせていただきました。

 

自身が20代半ばに差し掛かろうとしていた時、「この先の人生どうしよう」と

考えてあぐねていた時に、前職場の先輩が声をかけてくださいました。

 

「お前はまだ(この仕事を)二年しかやっていない。良いも悪いも判断できないやろ。

昔から『石の上にも三年』という言葉があるで」

 

もし、あの時(24歳の時)辞めていたら・・・

間違いなく、今の自分はありません。

 

ある意味、

辞めることは簡単でもあります。

しかし、

続けることは、情熱、気力が必要となり大変です。

だからこそ、

“続けることは尊いもの”

だと思います。