アレグラン渡部のサッカーの素

愛知県東海市のスポーツクラブ "アレグラン東海” の代表が、自身のサッカー観を中心に、スポーツ、教育など気になることを素直に書いていきます!

教育ではダメですか?

スポーツと教育・・・
 
よく対比されるキーワードです。
 
 
つまり、
 
「スポーツは教育なのか?」
 
ということです。
 
 
しかし、
 
本当にそうでしょうか?
 
 
現在、巷を賑わしている、大阪の小学校開設問題。
 
その問題でも頻繁に登場する
 
『教育』
 
という文言。
 
 
 
教育という言葉を、何かいろいろな大人が
 
意のままに、“つまんでいる” ように感じます。
 
 
 
「子どものため」
 
 
ということで行った言葉や働きがけは、
 
全て教育になるのでしょうか?
 
 
さらに
 
部活動をはじめ、公立私立に関わらず学校が行っていることは、
 
全て教育的なもの
 
と括っても大丈夫でしょうか?
 
 
 
情報化時代です。
 
 
自身も、社会やスポーツの情報を得るべく、インターネットを活用しています。
 
 
その中で、先日、サッカーを子どもに習わせていらっしゃいます
 
ある保護者さんのブログに出会いました。
 
 
正に、“教育とスポーツ”について書かれていました。
 
その内容とは、以下のような内容です。
 
スポーツとは「それ自体を楽しむもの」です。
つまり、そこに人間形成とか教育的意義を持ち込んではならないと思います。
持ち込んだ瞬間、それは「体育です」。
体育は教育の一環として、
団結力や忍耐力、責任感や規律を学ぶ重要な授業です。
体育の中におけるスポーツは、教育の手段として用いるだけであって、
本来スポーツは、そのもの自体を楽しむもの。
楽しみながら他者と競い合い、
もっと上手くなりたいと切磋琢磨する事がスポーツの根本。
例えば高校野球を見るときに多くの人がそこに子ども達の教育的意義を持ち込んで、
感情移入しています。
これは大人のエゴです。
本来子ども達は、スポーツとしての野球を楽しみたいだけのはずです。
ボクはそうでした。
ボクの子ども達は「スポーツ」をしています。
決して「体育」の授業を受けに行っている訳ではありません。
そのスポーツに必要な技術や戦術を習得する為にスクールやチームに行き、
自主練もするのであって、
人間的に成長や教育して欲しくてスポーツをしているのではありません。
 
・・・
・・・・・・
非常に驚きました。
 
指導者としてはもちろんですが、
 
それ以上に、
 
同じ子を持つ親でも、
 
これほど考え方が違うものかと・・・。
 
 
さらにこの方、ある日は、
ご自身のお子さんについて、次のようにも書かれていました。
 
4年生のある大会。
レギュレーションは、6チームで2グループ予選リーグ後の順位決定試合1試合。
お子さんは、前線から最終ラインまで、センターの攻守のいろいろなポジションを
担当していたそうです。
チームの結果は、予選リーグ2試合を無失点で快勝。
しかし、お子さんは無得点。
続く決勝は、終始押し込むものの、カウンター一発で仕留められての0ー1で敗戦。
お子さんは、予選リーグから見せ場がなく、お父さんのイライラは最高潮に。
 
下は、そのつづきの内容です・・・。
 
久しぶりに帰りの車の中で、罵声を浴びせてやりました。
出場機会均等出しで、出たり入ったりしていましたが、
入った時に全然違いを出せていない。
パスサッカーをするチームじゃないのに、
一人だけ後方のサポートや、パスを多用していても意味ない。
もっとバイタルエリアで前を向けるようにボールをもらうことを意識しないと、
全然怖くない。
ピッチに入った時に一気にチームが勢いづくような、
違いの出せるプレーヤーになれるように。
スクールでも散々自分でやりきることを指摘され続けてますが、
全く意識出来てません。
今回はかなり強い口調で言ったので、これで意識が変わらなければ終わりです。
もうほっときます。
埋もれてもらいましょう。
このままだと恐らく所属チームでも、
バックのポジションに行くことになると思います。
今の所属チームでバックに行くことになると、目立たず埋もれて行くことになります。
自分のせいです。
賢く、上手いだけのプレーヤーでは、試合では使ってもらえません。
そのあたりをよく自分で考えて、この先取り組んでいってほしいと思います。

 

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

ここまで目にしますと、

あまりの違いに落胆し、私はページを閉じてしまいました。

 

 

“教育観”

 

 

“サッカー観”

 

 

いろいろ・・・。

 

 

“親”

 

 

“子ども”

 

 

“家族関係”

 

 

いろいろです。

 

 

本来なら、ここで追求は終わりますが、

 

私は、これを考える立場にあります。

 

 

 

そして、

自クラブのアレグランは、

 

『スポーツと教育に正面から向き合い、

 

  クラブに集う子どもたちに対して、

 

 正しいことを伝える立場』

 

にあります。

 

 

ですので、他人事で済ませるのではなく、

 

考えなくてはいけません。

 

 

 

私はこれまで述べてきましたように、

 

“スポーツ = 教育” である

 

と断言します。

 

 

スポーツと教育を

 

敢えて、無理やりに

 

「切り離したり」

 

「ひっつけたり」

 

する必要はありません。

 

 

正しくスポーツに向き合えば、

 

それが教育になり得るのです。

 

 

 

しかし、

スポーツ界にいまだに、悪しき慣例や体制が数々あるのも事実です。 

 

 罰走

 連帯責任

 罰ゲーム(*体力トレーニング等)

 

さらには、体罰まで・・・。

 

 

それらを

 

「教育だから」というのは、

 

『確かに不合理』です。

 

(・・・これらを現場から根絶していかなくてはなりません)

 

 

一方、

私たちのクラブでは、指導者の話を聞かないと注意が入ります。

 

また、

談笑しながら技術トレーニングを行っていると、

 

これまた注意が入ります。

 

 

ただ、“そのこと(指導者の正当な働きがけ)” を、

 

単純に、

 

“スパルタ式”

 

 

“スポーツではない活動をしている”

 

と括られるのは、非常に残念です。

 

 

これまで、自クラブ内で実際にあったケースを、ここで書きます。

 

もう10年以上も前のことです・・・。

 

[実際に過去にあった、ある保護者さま(*当時)のご意見]

 

Aさん:

「リーダー(←私)は、子どもたちに『今は笑わない』と言いますが、

 スポーツにその考えはありですか?」

 

・・・

(少しその言葉の意味が解らなかったので)

私は尋ねました。

 

私:

「具体的にどういうことでしょうか?」

 

Aさん:

「私は華道をやっていますが、その先生も厳しく、リーダーと同じように、

 『今はおしゃべりしない!』と言われます。

 厳しいな、と感じるのですが、

 まあ、“道”がつくものをやっているので、仕方がないなと思います。

 でも、“スポーツ”とは、楽しいものですよね。」

 

・・・

当時、このご意見に関して

 

「話を聞くということは、お子さまの力になるからです」

 

とご返答したものの、

 

まだ若い自分は、恥ずかしい話しですが、

 

“明確に”答えることができませんでした。

 

 

あれから時は流れ

 

たくさんの現場で子どもたちの現実を見て

 

巣立っていった教え子たちのその後姿を見て

 

さらに

 

人の親になり・・・

 

 

『話を聞くことは大切』

 

『物事に真剣に取り組むことは大切』

 

であると確信しました。

 

 

スポーツの場で活躍したいのであれば、

 

人(*例:コーチングスタッフ)の話を聞くことは必要不可欠です。

 

アンダーカテゴリー(育成年代)はもちろん・・・

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※U-16女子代表チーム 

 

フル代表でも同様です。

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 SAMURAI BLUE(A代表)

 

 

そして

 

真剣にできる・・・

 

“頑張る”ことができないプレーヤーは、試合では起用されません。

※私の中で整理した“頑張る”ということの意味とは?…『真剣に“最後まで”取り組む』ことです。

 

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それらを意識して日々取り組んでいますと、

 

自ずと競技力も増します。

 

 

“これ(このポイント)”を低年齢の頃から、

 

『良い癖として習慣づけていくこと』が必要です。

 

(「低年齢だから無理」・・・では決してありません) 

 

 

上達への良い習慣がつけば、 

 

サッカーの場合では具体的には、

 

ボールコントロールがどんどん向上していきます。

 

 

つまり、ボールをきちんと持てるようになります。

 

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そうなれば、自分のやりたいこと(プレー)が実現できるようになります。

 

 

だから、楽しくなります。

 

 

 

では、そもそも

 

話を聞けない

 

頑張れない

 

さらには

 

自分勝手で無責任な選択、行動

 

ばかりの取り組みでは、

 

一向にゲームの中でもボールは自分のものにならず、

(☝ボールを失う、パスが回ってこない)

 

延いてはそれが、「楽しくない」に繋がります。

 

 

 

これは、サッカーというスポーツの中での一端ですが、

 

社会も全く同じではないでしょうか?

 

 

結局、

 

“正しい努力”ができる人が、成功を掴んでいきます。

 

 

 

 

スポーツに正しく取り組む中で、

 

人間は自然に磨かれ

 

人間力も高まり

 

社会に出た時、必ず大きな力になります。

 

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それ・・・

 

つまり、

 

人間力を高めること』

 

は、

 

正に “教育”

 

です。

 

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先に載せました、サッカーをなされている、ある息子さんのお父さんの考えを

敢えて載せます。

 

・・・

 

(自分が)Jリーグ下部のスクールに拘る理由は、一点のみです。

「サッカーがしたいから」
仮に僕の子ども達が挨拶出来ないとか話を聞かないとか、
整理整頓出来ないとかがあったとしたら、放っておいて欲しいと思います。
 
 
 
サッカークラブ(スクール)とは、
 
「サッカーの技術を向上させる」
 
“ただそれだけ”のためにあるものではありません!
 
 
 
少なくとも、私はそう考えています。
 
 
 
子どもには、みんな平等に未来があり、
 
それぞれ異なる道があります。
 
 
その“道(人生)”を
 
『力強く』
 
『自らの足で進んでいける』
 
ように準備をするのが、
 
小学生・中学生の “義務教育期間”です。
 
 
 
この時期に子どもたちが
 
どんな大人に出会い、
 
どんな働きがけを受けるか
 
 
それによって、
 
き先(将来)は変わってしまうと言っても過言ではありません。

 

 

私は断言します。

 

 

スポーツは、教育的価値を有します。

 

 

 ◎以前にもそれに触れた内容の記事を掲載しました。

 

 

繰り返しますが、

 

まだ人間として未完成で、

 

この先、いろいろな可能性を秘める子どもたちへは、

 

いかなる場面においても、そもそも教育が求められます。

 

だから、

子どもたちの周りには、教育的観念を持った大人が必要不可欠なのです。

 

 

親心とは

 

『子どもを真に想う気持ち』

 

です。

 

 

その親心から考え、

 

さらに自身が、20年以上子どもたちの現場に立って確信したこと・・・

 

 

スポーツは、

 

子どもを成長させる大きな力があります。

 

 

 

そして、

 

私たちアレグランの理念は、

 

スポーツを通した教育です!

 

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