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アレグラン渡部のサッカーの素

愛知県東海市のスポーツクラブ "アレグラン東海” の代表が、自身のサッカー観を中心に、スポーツ、教育など気になることを素直に書いていきます!

記念日に想う

今日、5月15日といえば・・・

 

そう24年前・・・

 

私たちの国のプロサッカーリーグが

 

開幕した日でした。

 

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1993年5月15日、前日の雨も上がり、好天に恵まれた国立霞ヶ丘競技場には、

試合開始前から大観衆が詰めかけました。(*公式記録では59,626 人)

 

この開幕戦開始前には、約30分間のセレモニーが開催されました。

 

Jリーグの巨大な旗と参加10クラブの旗がスタンドの上に広げられ、

 

ロックバンドTUBE のヴォーカルの前田亘輝さんが君が代を独唱後、

 

同じくTUBEのギタリスト春畑道哉さん作曲の

 

Jリーグの公式テーマ曲「J'S THEME」が生演奏され、レーザー光線が輝く中、

 

巨大なバルーン(*当時は「J-boy」または「サッカーキング」と呼ばれていたそうです)

 

が登場したこの様子は、

 

サッカーを知らない方もよくご存知の光景かと思います。

 

 

記念すべき開幕戦は、

 

当時、しのぎを削っていたライバルチーム同士のカード、

 

ヴェルディ川崎 vs. 横浜マリノス

 

でした。

 

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19分にマイヤー選手のゴールでヴェルディ川崎が先制。

 

その後は、横浜マリノスが48分にエバートン選手のゴールで同点に追いつき、

 

さらに59分のディアス選手のシュートがネットを揺らし、

 

横浜が逆転勝利を収めました。

 

 

1つのリーグ、10のクラブでスタートしたJリーグも

 

現在ではJ1からJ3までの3つのリーグに増え、

 

クラブ数は“54”まで膨らみました。

 

 

代表チームは、

 

この年の10月にドーハの悲劇を経験。

 

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惜しくもアメリカワールドカップへの切符を逃しますが、

 

その次のフランス大会からは、毎回アジア予選を突破し、

 

ワールドカップ本大会への出場を果たしています。

 

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日本のサッカーは本当に成長しました。

 

 

 

私たちが校庭でボールを追いかけていた頃は、

 

将来のサッカープレーヤーとしての夢は・・・

 

日本リーグの、例えば“◯◯自動車の社員になってプレーする”こと」

 

でした。

 

そして、

ワールドカップは・・・

 

「外国のチームを観るもの(日本はほぼ無関係)」

 

でしかありませんでした。

 

 

それが、プロチームが誕生と共に、そのプロの下部組織ができ、

 

育成年代も活性化され、

 

アンダーカテゴリーの代表チームも

 

世界大会へ出場できる力をつけました。

 

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そして、

 

A代表チームも

 

“アジアの強豪”

 

と言われる存在にまで成長しました。

 

 

 

 

 

話は戻り、

 

24年前の今日、

 

ユニフォームに着替え、

 

試合前のセレモニーを観ていたベテラン選手の目には

 

涙が光っていたそうです。

 

 

「日本にもついに、こんな日がきたんだ」

 

と・・・。

 

 

 

サッカーは

 

「土で行うのがほぼ当たり前」

 

日本リーグのスタンドには観客は入らない」

 

これが普通の時代がありました。

 

 

 

しかし、今はどうでしょうか。

 

 

天然芝、人工芝のピッチが増え、

 

育成年代でも良い環境の中、試合が行えるようになりました。

 

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指導者のライセンス制度が確立し、

 

有資格者の指導が珍しくなくなりました。

 

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さらに、

 

インターネットや書籍、DVDなどで、

 

指導のイロハも簡単に入手できるようになりました。

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子どもたちの環境は良くなり、

 

これから未来のJリーガー

 

さらには、

 

海外に羽ばたいていくプレーヤーが

 

どんどん育ちそうな気が一見しますが・・・

 

 

残念ながら、

 

その実感(手応え)は私にはありません。

 

 

逆に、

 

まだサッカーが“蹴球”、

 

ボールリフティングが“ジャグリング”と呼ばれていた時代・・・

 

イレギュラーするグラウンドで

 

厳しく鍛えられていた頃のプレーヤーたちは、

 

無骨ながら、どこか逞しく感じました。

 

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現代の子どもたちを含め、若手プレーヤーは、

 

確かに器用だと感じます。

 

 

 

しかし・・・

 

試合後もグラウンドを整地することもなく、

 

人工芝であれば試合前にラインをひくこともなく、

 

試合中は、至る所に給水ボトルがおかれ、

 

さらには

 

ボールパーソンまでつき、

 

育成年代の大会も、

 

非常に“スマート”になりました。

 

 

 

だからでしょうか・・・

 

 

タイムアップ早々のコーナーキックの場面で、

 

いきなりボトルで水を飲むキッカーの姿・・・

 

見受けられます。

 

(本当に喉が渇いているのでしょうか?)

 

 

人工皮革の優れた製品が発売され、

 

シューズもそれほど手入れを施さなくともよくなりました。

 

(園児からスパイクを履く姿も見受けられますが、本当に必要なのでしょうか?)

 

 

挙句の果ては、サッカーが向いていないと感じると

 

他に変わる受け皿(*他のスポーツ)が多数あります。

 

(「一つのことをがんばる」ということは、“固い”ことでしょうか?)

 

 

イメージが先行し、

 

通称、ロボットリフティングやペンギンリフティング、

 

また、個人技という名目で、対人の場面で

 

スローダウンしてむやみやたらにボールをこねくり回すドリブル

 

が、特に小学生年代で流行っています。

 

(サッカー・・・Footballとは、どのようなスポーツでしょうか?)

 

 

 

 開会宣言。

 スポーツを愛する多くのファンの皆様に支えられまして、

 Jリーグは今日ここに大きな夢の実現に向かってその第一歩を踏み出します。

 1993年5月15日、Jリーグの開会を宣言します。

 

 

これは、当時のJリーグチェアマン、

 

川淵三郎氏のJリーグ開会宣言です。

 

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大きな夢とは何でしょうか?

 

 

川淵氏自身から8年後に発表された

 

「JFA2005年宣言」には、

 

次のような文言があります。

 

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JFAの約束2050として、

 

2050年までに、すべての人々と喜びを分かち合うために、2つの目標を達成する。

 

◎サッカーを愛する仲間=サッカーファミリーが1000万人になる

 

次に

 

FIFAワールドカップを日本で開催し、その大会で日本代表チームが優勝する

 

という2つです。

 

 

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壮大で、とても素晴らしい夢だと思います。

 

 

これを達成するのは、今から33年後のことですから・・・

 

随分遠い未来であることは間違いありません。

 

 

 

しかし・・・

 

Jリーグが開幕してから24年の長い間、

 

この国のサッカー、

 

特に義務教育期間である、

 

小学生・中学生年代のサッカーは変わったでしょうか?

 

 

●集団で隊列をつくっての長距離ランニング

 

●目的不明確なトレーニング

 

●技術や判断の乏しい、力任せのゲーム運び

 

さらには罰走まで・・・。

 

 

時は流れたものの、

 

育成年代の現場は、

 

全く止まった感 を受けるのは、私だけでしょうか。

 

 

大人は、自分の姿(子どもに与えていること)を省みる必要があります。

 

 

一方反対子どもたちは・・・

 

先に述べましたように

 

豊かな社会環境の中、

 

骨のあるプレーヤー(人間)が

 

少なくなってきている危惧感 は否めません。

 

 

 

 

忘れてはなりません。

 

 

 

 

将来は、今の積み重ねで成り立つものです。

 

 

 

 

一人の指導者として、

 

また親として

 

子どものために真に良い環境をつくらなければならない

 

と記念日に心を新たにしました。

 

 

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