アレグラン渡部のサッカーの素

愛知県東海市のスポーツクラブ "アレグラン東海” の代表が、自身のサッカー観を中心に、スポーツ、教育など気になることを素直に書いていきます!

敢えて問います、「サッカーとはスポーツとは?」

タイトルは違えど、

 

先回の続けての内容になります。

 

 

日本の決勝トーナメント進出は、

 

日本人として、日本のサッカー人として、

 

嬉しくないわけはありません。

 

 

 

これは、誰しも同じではないでしょうか。

 

 

しかし・・・

 

日頃、サッカーに触れていらっしゃらない方

 

 

日頃、サッカーの現場に携わっています関係者

 

 

全員が、諸手を挙げて喜んでいるわけではありません。

 

 

 

それはなぜ

 

でしょうか?

 

 

 

実は、私もその中の一人なのです。

 

 

 

その理由・・・

 

 

それは、

 

ポーランド戦の試合最終盤のボールキープ

 

が原因です。

 

 

 

嫌というほど目や耳にしたこのたびの一件

 

・・・

 

「ほじくり返さなくてもよい」

 

という意見に対して、

 

解らなくありませんが

 

敢えてそこを問いたいと思います。

 

 

 

それを追求したくなる理由は、はっきりしています。

 

 

 

『スッキリしない決勝トーナメント進出だったから』

 

 

なのです。

 

 

 

いろいろな意見があることも承知の上です。

 

 

でも、この釈然としない部分こそが

 

問題(日本の課題)の大きさを物語っているからです。

 

 

 

 

では、この問題の検証を始めます。

 

 

試合の内容は、ほとんどの方がご承知かと思いますので割愛します。

 

 

日本vs.ポーランド

 

2018FIFAワールドカップ ロシア

GroupH 第3節 2018年06月28日 17:00 KickOff @ヴォルゴグラード/ヴォルゴグラードアリーナ

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日本はこのゲームで

 

勝ちか、引き分けで、決勝トーナメント進出が決まる

 

大事な試合でした。

 

 

 

試合は一進一退のまま、58分(後半13分)。

 

 

MFラファウ・クルザワ選手㉑のドリブル突破に対し、

 

日本のボランチMF山口 選手⑯がチャレンジ。

 

 

そのプレーがファウルとなり、ポーランドにFKを与えます。

 

 

場所は左サイド

 

距離は約30m

 

角度は、ゴール正面から左寄り(日本から見て右)。

 

 

この場所からの直接FKを(ファウルを受けた)クルザワ選手が

 

日本ゴール前に左足で絶妙のボールを蹴り入れます。

 

 

それをDFヤン・ベドナレク選手⑤が、

 

右足のインサイドでダイレクトで合わせゴール。

 

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とても大切な試合で、日本は失点をしてしまいます。

 

 

 

 

では、このシーン・・・

 

オフサイドトラップは不可能だったのでしょうか?

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❷ディフェンスの身体の寄せは適切だったでしょうか?

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さらに、

 

❸FKを与えることになったプレー(1対1の守備)はどうだったでしょうか?

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失点とはこういうもので、

 

「もしあの時〇〇していればなぁ・・・」

 

という後悔のようなものがつきものではあります。

 

 

 

でも

 

・・・

 

負けてはいけない試合で

 

・・・

 

失点を喰らってはいけないシーンで

 

・・・

 

日本の守備陣は、

 

本当に良い対応が取れていたのでしょうか?

 

 

 

「決勝トーナメントに進んだのだから、どうでも良いではないか」

 

と言っている方にとっては

 

このことは、“どうでも良い”ことです。

 

 

 

ただ、

 

私は日本のこのような場面の拙さを、

 

これまでも目の当たりにしてきました。

 

 

例えば、ドーハの悲劇

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このたびのボールキープについて、

 

ドーハの悲劇を持ち出す方もいらっしゃいました。

 

 

あの25年前の場面で、

 

ボールキープという戦略は取れなかったのか否か

 

というご意見。

 

 

ただ、あの試合もボールキープを論じる前に、

 

『相手のコーナーキックからの攻撃を本当に防ぎきれなかったのか』

 

ということを考えなくてはなりません。

 

 

つまり、

 

適切な守備の対応

 

です。

 

 

苦い思い出(古傷)を掘り起こすようですが

 

やはり目を背けてはいけないことです。

 

 

1993年10月28日、カタール・ドーハ。

 

アルアリ・スタジアムで行われた翌年のW杯アメリカ大会の出場かけた国際試合。

 

日本vs.イラク

 

勝っていれば(勝ち切れば)良かったゲームで・・・

 

後半アディショナルタイムに事が起こります。

 

 

イラクの運動量も落ちたことで、膠着状態のまま日本の勝利の時が近づいていました。

 

そのような状況の中、イラクの最後で最大のチャンスが訪れます。

 

右サイド(日本の左)のコーナーキック・・・

 

意表を突くショートコーナー

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遅れを取った日本。

 

そのボールへの対応にいったのは・・・

 

ディフェンスプレーヤーではない、FW三浦知良 選手⑪。

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ボールに飛び込んだことにより、

 

(後ろ向きになった三浦選手は)相手に突破された後、

 

クロスボールを入れられ

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中央でヘディングで合わされます。

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ゴール前の人数は揃ってはいましたが、

 

いち早くボールに飛んだ相手に競り負けてしまいました。

 

 

ワールドカップ出場の切符が

 

すぐ目の前に見えた瞬間にすり抜けていった

 

無情な一瞬でした。

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あの時の日本の守備は適切だったのでしょうか。

 

 

一方、このこともあり・・・

 

25年後のワールドカップ本大会でのポーランド戦、

 

確実に切符を手に入れるべく

 

あの論議を呼ぶことになるボールキープへと繋がったのでしょうか?

 

 

 

サッカーにタラレバはないことは解っていますが・・・

 

ポーランドのゴール・・・

 

防ぐことができたのではないか

 

と感じます。

 

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「なぜ、ボールキープすることになってしまったのか?」

 

 

 

それは、キープをせざるを得ない状況をつくってしまったことに

 

大きな原因があることを見落としてはいけません。

 

 

これは、この失点のシーンに限ったことではありませんが・・・。

 

 

 

また、

 

同点であっても、

 

西野監督は、スコアレスを守るべく

 

試合の最終盤の局面でボールキープをした可能性もあります。

 

 

でも・・・

 

もし、あのキープをしている時間に

 

同時刻に開催されていましたサマーラ・アリーナのゲームで、

 

セネガルがコロンビアに追いついていたら・・・

 

それは大変なことになっていたはずです。

 

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つまり、

 

『決して優位な状況でのボールキープではなかった』

 

のです。

 

 

冷や冷やもののボールキープだったわけです。

 

 

 

西野監督は賭けに出て、その勝負に勝ったのだからそれで良し」

 

とは、私は簡単には納得はできませんが、

 

皆さまはいかがだったでしょうか。

 

 

今回は、タイトルとは話題が逸れて、

 

核心に進めませんでしたが

 

次回、本題に迫っていきたいと思います。