アレグラン渡部のサッカーの素

愛知県東海市のスポーツクラブ "アレグラン東海” の代表の渡部貴朗が、自身のサッカー観を中心に、スポーツ、教育など気になることを素直に書いていきます!

アレグランという名前のもつ意味

クラブ名の『アレグラン』という言葉についてですが・・・よく質問を受けます。

スペイン語で「楽しさ」等を意味するアレグリアという言葉と、東海市の特産品の花のラン(蘭)を掛け合わせた造語になります。

この言葉からもお分かりになりますようにクラブ名には、「スポーツ活動を通した❝真の楽しさの❞追求を、この地域に根差し活動を展開したい」という願いが込められています。

 

縁あって東海市にクラブをつくることになったのですが、立ち上げたばかりの頃は、自宅は市外(*名古屋市)でした。

しかし、それでは「地域に根差す」というクラブの目標に対して十分に沿うことができないと感じ、東海市に引っ越しました。

この地に移り住み、数年になります。

その間、大都会名古屋市のすぐ隣なのに、子どもたちを取り巻く環境、意識等、特にスポーツにおいては、大きな違いがあるように感じました。

私は、スポーツは『人間そのものを育てるもの』と、この指導者という立場になる随分前から強く信じていました。

その後、指導者になり、毎日現場で子どもたちに接し、さらに書物を読んだり、研修会に参加したりする中、園児から小学生の時期が人間の成長(特に身体づくりの面)には最も重要な時期であることを痛感しました。

近年、広く認知されてきましたが、特に10歳頃からの約2、3年間は人間の一生の中で、運動面においては二度と戻ることのできない貴重な時期としてゴールデンエイジと呼ばれています。

ゴールデンエイジ期と、その前にあるプレゴールデンエイジ期にどのように過ごしたかが、その後の人生に大きく関与します。

❝せっかくの成長期❞に、子どもたちの身体だけなく心の面にも、大人(スポーツクラブ、団体)は、本当に適切にアプローチできているでしょうか?

実はこの『適切』という部分が大変難しいところであり、その部分はイメージだけでは、決してなし得るものではありません。

指導者が日々勉強し、そして自身が良いお手本にもならなくてはいけません。

 

❝アレグラン❞だからできること・・・それを追求していきたいと考えています。

謙虚に子どもたちに向き合うことで、指導者である私自身も(歳は重ねますが)成長を続け、さらに理想に近づいていくはずです。

良いコーチに会うことは、プレーヤーの将来を左右するといわれるほど重要でもあるといわれます。

子どもたちが大きくなった時、「あのクラブ(アレグラン)で活動していて本当に良かったな」と感じてもらえるように・・・今年度もさらに精進します!