成長する
昨日は、週末に実施しています練習会の日でした。
保護者の皆さまとも久しぶりにボールを蹴り、楽しい時間を過ごすことができました。
私たちのクラブは、「週末の時間」を大切に考えています。
週末は、少年少女のサッカーの活動は、スポーツ少年団さんも多い状況ですので、週末が活動日(トレーニング)の中心になるかと思います。
一方、私たちのような平日スクール活動を行っています民間クラブの場合は、週末に練習試合を行うことも多いといえます。
ただ、アレグランでは、休日だからできる“親子サッカーの場”を大切に考え、週末は保護者の方も参加可能にして練習会を実施しています。
保護者の方も参加可能にしている理由は・・・保護者の方も「サッカーは楽しいものだ」ということを体感していただきたいからです。
しかし、サッカーが初めての方は、最初戸惑われることも多いかと思います。
実際、「ボールを蹴ることは、思った以上に難しかった・・・」や「翌日、日ごろ使わない筋肉を使ったせいで、あちらこちらが痛くなった・・・」と、感想を述べられる方もいらっしゃいます。
確かにサッカーは、普段の日常生活の中で、器用に動かし使用している手は使わずに、歩く、走る、階段の昇り降り程度の単純な動きにしか用いない足を使い、ボールをコントロールすることを強いられるわけですから・・・。
そこで、これまでの実際の経験の中では、ご辞退されるケースが多いように感じます。
しかし・・・
がんばって続けていらっしゃる方は、確実に上達されています。
「物事は(*特に運動神経を使うスポーツは)、大人になってからは上達しない」
という言葉も耳にしますが・・・
『それは違います!!』
と、はっきりわかってきました。
トップアスリート(プロ選手)になることは、できないかもしれません。
しかし、ボールをコントロールして、意図のあるプレーをすることは、
大人になってから取り組んでも、十分可能です。
ご本人が「意識を持ってボールに向き合い」、
そして「正しい働きがけ(トレーニング)を行って」いけば、『間違いなく上手くなります』。
たった週に1度の週末の練習会でも、結果が出ています!
人は変われます!!
しかしそこで必要になってくるのが、『成長したいという願望』です。
次の自分、新たな自分を追い求めていく人は、確実に成長していきます。
週末の練習会を終えた後、グラウンド横のコミュニティ事務所(市民館)前で、人生を前向きに過ごされている先輩にお会いしました。
世間ではアラフォーと呼ばれる私よりも、ずっと年上の方です。
その人生の先輩は、身の回りのことに興味関心を欠かさず、気になったことは図書館で調べ、毎回本を数冊借りてくるそうです。
驚くことに、ご自宅から図書館まではご自身の力(脚)で通われているそうです!
徒歩ではなく自転車ですが、片道25分ほどをかけて、向かわれるそうです。
「四十にして惑わず」…40歳になれば、人生の方向が定まって迷わなくなり、
「五十にして天命を知る」…50歳になれば、天から与えられた使命を知る、
昨日お会いした先輩は、(論語では)「迷いもなければ」、「自分の生きる道も自覚し」、『困ることなどない』はずです。(一方、不惑を過ぎても私は、依然迷いばかりですが…汗)
それでも、図書館に通われる理由は何か??
それは「もっと自分を高めようとする“向上心”」です。
人間の命には限りがあります。
しかし・・・
誰しも生きている間は、「成長」していくことができます。
そこ(←成長すること)に、年齢は関係ありません。
反対に、
「自分はできている」
「もうこれでいいや」
と思った瞬間に、成長は止まってしまうのでしょうね。
サッカーがまったく初めてだったお父さんの成長された姿と、人生の大先輩の溌剌とした姿を目の当たりにして、
成長こそが、人生の目標であると確信しました。