確率? ~2016J1 1st 第13節のある試合から~
昨日、J1リーグ1stステージ 第13節が各試合会場で開催されました。
その内の1試合、名古屋対鹿島をスタジアムで観ました。
自身にとっては、久しぶりのJ1観戦。
スタジアムに入るなり、目に入りましたのが、観客席の空席部分。
オリジナル10同士で、
選手層もリーグトップレベル同士の一戦。
しかし、スタンドは少し寂しい感じがしました。
さてさて、今回のタイトルは、“確率”です。
サッカーで
先制点をとったチームが
勝つ確率が高い
というスポーツ統計学・・・。
これは、スポーツ統計学を専門にされているある大学の先生の説明です。
あるサッカー関連の番組で、興味深いデータが紹介されていました。
7−2−1
一体、何の法則かわかりますか??
これは、先制点を取ったチームが勝つ確率
を表しているそうです。
[サッカーの勝利の法則]
先制点を取ると
○70%の確率で、勝利
△20%の確率で、引き分け(おいつかれる)
●10%の確率で、敗北(逆転負けする)
(*2010年Jリーグの試合結果より)
なのだそうです?!
・・・ということは、
先制点を取った時点で、
90%負けはない状態になるということになります。
正に昨日は、グランパスは先制して負けたので、
10%の稀な試合に出くわしたことになります・・・。
気になりましたので、
今シーズン、昨日までの名古屋グランパスの試合を検証してみました。
(※J1リーグ、ナビスコカップ、地震による延期1試合を除く全16試合)
グランパスが先制点をあげた試合は、合計9試合ありました。
○先制して勝った試合
【J1リーグ 1stステージ】
第1節:対 ジュビロ磐田
第4節:対 ベガルタ仙台
第8節:対 アルビレックス新潟
第10節:対 横浜F・マリノス
△先制して引き分けた試合
【J1リーグ 1stステージ】
第2節:対 サンフレッチェ広島
●先制して負けた試合
【J1リーグ 1stステージ】
第5節: 対 FC東京
第6節:対 大宮アルディージャ
第13節:対 鹿島アントラーズ
【Jリーグヤマザキナビスコカップ グループステージ】
第3節:対 鹿島アントラーズ
9試合中・・・
勝利が4試合
引き分けが1試合
負けが4試合
まだ今シーズンは、終わったわけではありませんし、
一方で、“名古屋グランパスだけ”のデータで
全てを計ることはできません。
しかし、
統計とはあまりにもかけ離れた現実
に驚かされるばかりです。
データももちろん大切です。
しかし、忘れてはいけないものは、
自分の目で確かめ、
そして、整理をすることです。
本当のことを探すこと・・・
真実を追求すること・・・
本物を見極めること・・・
その姿勢がなければ、
人間は、情報や噂に惑わされるだけになってしまう
かもしれません。