アレグラン渡部のサッカーの素

愛知県東海市のスポーツクラブ "アレグラン東海” の代表の渡部貴朗が、自身のサッカー観を中心に、スポーツ、教育など気になることを素直に書いていきます!

サッカーを・・・愛している?

半分愚痴になってしまいますが・・・

ここ最近の試合を観に行った中で、

“がっかり”させられることが多々ありました。

 

「最近」と書きましたが、

実はこのたびの試合だけではありません。

前々から気になっていたことを、

改めて感じさせられたということになります。

 

また、あえて具体的な試合名(大会名)を挙げていますが、

ゲーム自体の批判では決してありません。

 

どの試合も選手やコーチングスタッフ、

チームからは、一生懸命プレーする姿勢がよく伝わってきました

 

だからこそ、

観ている側に問題(?)、疑問(?)があったことが、

残念で仕方がないのです・・・。

 

また、観ている方々全てのことではありません。

多くの方は、真剣に試合を観戦されていました。

 

 5月に入ってからの観戦したゲームになります・・・

東海社会人リーグ1部]

●スタンドで日傘をさしている大人

・・・傘が当たる、試合が観れないなど、

明らかに後ろに座っている方の迷惑になります。

●試合を観ないでボールを蹴っている子ども

・・・親について観に来たのか、それとも自分が観に行くと言ったのか、

定かではありませんが、(ジュニアクラブの)ユニフォームを着ていますので、

現在どこかでプレーしているサッカーキッズなのでしょうが、

目の前で明らかに自分よりも上手な選手がプレーしているのですから、

試合を観るべきでしょう。

芝生席であっても、真剣に試合を観ている人の邪魔になっています。

 

なでしこリーグ1部]

(※ボールを蹴る子どもは、ここでもいましたね)

●試合中にスマートフォンで情報を検索して見ている大人

・・・百歩譲りまして、他会場の結果を見ているのであれば分かりますが、

“全く関係のない芸能人の情報”を大きな声でしゃべるのは、本当に迷惑でした。

 

[東海女子リーグ1部、2部]

●スタンドからのレフェリーに対してのクレーム

・・・自身の娘さんがプレーされているのだと推測します。

しかし、大きな声でレフェリーをやじるような発言は、

少なくとも相手側はもちろん、中立の立場の人間を不快にさせるだけでした。

●元チームメイトに会いに来たレディースチームの立ち振る舞い

練習着のチーム名は、フィールドでプレーしているチームのものではないので、

“昔のチームメイト”に会い来たのだと推測されます。

仮にも自分たちもプレーヤーなのに、動画撮影している分析チームスタッフの前で、

スマートフォンのアプリで遊んだり、関係のない会話を、大声を出しては話したりと、

かなり迷惑をかけていました。

この後、この分析動画を観る選手やスタッフたちは、愕然とするはずです。

(また、周囲を気にせず動き回るため、かなり撮影の邪魔になったことと思います)

 

[J1リーグ]

スマートフォンで遊ぶ女子高生サポーター(?)

正に隣でクラブシャツを着て、チームを応援するかと思えば、

試合前半は売店で買った“スタジアムグルメ”を食べ続け、

後半はスタンド席で撮影したスマートフォン画像を編集しながら大騒ぎ。

隣に座る自身はもちろん、周囲の方も迷惑だったと思いますが・・・

同じようにスマートフォンを触る大人、

ポータブルゲームをしている子どもの姿、多々ありました。

スマートフォンのことは、1か月前に書きました ↓↓↓

●タイムアップのホイッスルが吹かれていないうちに

席を立つ多くの人々

自身が観た試合(※先々回のブログ記事)は、後半早々に先制した名古屋が、

アディショナルタイムで鹿島に逆転される展開でした。

この試合の後半のアディショナルタイムは、長めの6分。

公式記録では、追加時間5分の時点で鹿島が得点します。

しかし、まだ1分は残されていました。

それにも関わらず、多くの人々が席を立ちました。

その中の多くは、応援するクラブのユニフォームや練習着を着ていました。

 この試合のことは、一昨日書きました ↓↓↓

 

この5月、それぞれ別の会場で

別のカテゴリー(年代)の試合を観てきましたが、

どこに行っても、

少し常識を疑ってしまうような

大人、子どもに出会いました。

 

なぜでしょうか?

 

これから世界に追いつき、追い越そうとしている日本。

 

例えば先日、イングランドプレミアリーグの映像を観ていますと、

負けたチームを応援する幼い子どもが、涙を流す姿も映りました。

 

サッカーを愛することとは、どういうことでしょうか?

サッカースタジアムに行くことでしょうか??

自身が(どこかのチームに属し)サッカーをプレーすることでしょうか???

 

どれも「好きだから」できることであることは間違いありません。

 

しかし、

「サッカーが好き」ということと、

『サッカーを愛している』ということは、

全く異なるもの

だと思います。

 

『愛』という文字には、“心”があります。

心でサッカーに向き合う人が増えた時

ようやくこの国のサッカーも変わってくるのではないでしょうか。