アレグラン渡部のサッカーの素

愛知県東海市のスポーツクラブ "アレグラン東海” の代表の渡部貴朗が、自身のサッカー観を中心に、スポーツ、教育など気になることを素直に書いていきます!

ポケモンGO

今、巷で賑わっています、ゲームを今回は取り上げてみたいと思います。

 

ちなみにこの記事を書いている時点で、

スマートフォンを持っていない自身からしますと、

このゲームが全く無縁のものになりますが・・・

テレビニュース、インターネット記事を見ても、

このゲームのことが目に飛び込んできます。

 

一昨日の新聞の社会面でも、

バイク運転中にポケモン探す」

という記事がありました。

成人男性が、スマートフォン片手にミニバイクを蛇行運転し、

十代の少年が同じくスマートフォン片手にバイクを運転し、

それぞれ道交法違反で摘発されたようです。

理由は単純・・・「ポケモンを探しながら走っていた」です。

さらに昨日、愛知県警中署から、二十代の会社員男性が、道路交通法違反の疑いで

交通切符の“赤切符”を交付したとの発表がありました。

その男性は、パトカーでパトロール中の警察官が発見し、車載マイクで注意しても、

自転車を運転したままポケモンGOを止めなかったようです。

さらにさらに、名古屋市千種区にある東山配水場(*関係者以外立ち入り禁止)が

ポケモンGOのゲームの中で、キャラクター同士を対戦させるポイントに

設定されていることが分かり、ゲーム開発会社に設定をやめるよう要請したとの

ニュースもありました。

背景に、先週末に市民から「ゲームをしているとみられる若い男性が、

立ち入り禁止の施設から出てきた」との通報があったようです。

 

ところで、このポケモンGOとは、どのようなゲームなのでしょうか?

多くの方はご存知かと思いますが・・・調べてみました。

 

概要は以下の通りです。

任天堂の関連会社である株式会社ポケモンがプロデュースした

 スマートフォン向けのゲームアプリである。

(*株式会社ポケモンとアメリカのナイアンティックという会社で、共同開発されたそうです)

●ゲーム内のあらゆる場所では、ポケモンと遭遇する場合がある。

●位置情報ゲームで、現実の世界を舞台にポケットモンスターの特徴である

 捕獲・育成・交換・バトルなどを楽しむことができる。

●基本プレイは無料だが、アイテム(?)に課金される方式である。

ポケモンが自分から遠くない位置に現れると、スマートフォンが振動して通知する。

●マップ上でポケモンの位置を確認し、

 現実世界でユーザーがその場所へ移動すると、ポケモンと遭遇できる。

●“AR機能”を利用し、スマートフォンのカメラ機能を作動させ、

 画面内に映る現実風景の上に重なるように現れたポケモンに対して、

 モンスターボールをスワイプして投げ、うまくポケモンに当たると捕獲できる。

※AR機能とは…拡張現実は仮想現実(バーチャリアリティ=VR)の変種であり、その時周囲を取り巻く現実 環境に情報を付加・削除・強調・減衰させ、文字通り人間から見た現実世界を拡張するものを指す。 バーチャルリアリティが、人工的に構築された現実感と現実を差し替えるのに対し、拡張現実は現実の一部を改変する技術である。例えばバーチャルリアリティでは、仮想の部屋に居て、仮想のテーブルに置かれた仮想のティーポットを見ているかのような五感情報を人に提示するのに対し、拡張現実では人が実際に居る現実の部屋のテーブルの上に、仮想のティーポットが置かれているかのような情報提示を行う。■Wikipedia参照

●また昼と夜の概念や地域(国)によって、出現率が変わるポケモンがいる。

●カメラ機能を使えば、ポケモンを撮影可能。

●新しいポケモンを捕まえると、ポケモン図鑑に登録される。

●ゲーム内では「ポケモンのたまご」もあり、ユーザーが指定された距離を

 現実世界で歩くことで、たまごからふ化させることができる。

●進化の方法は(通常のポケモンシリーズとは異なり)、

 同じポケモンを複数体捕まえる事により進化する。

 (*“進化のカケラ”というアイテムを集めて、進化するポケモンも存在する)

●“ポケストップ”という、様々なアイテムを補給できる拠点がある。

 それはマップ上のあらゆる場所・・・

 例えば(名所旧跡・有名なモニュメント・マクドナルド・ポケモンセンター等)に

 配置されており、モンスターボールや回復アイテムなどの道具が無料で手に入る。

●ジムバトルという設定があり、ゲーム内に、さまざまな場所にジムとよばれる

 バトル拠点が配置されている。「無所属のジム」にプレイヤーのポケモンを配置した

 場合、プレイヤーが参加している味方チームのものとなる。

 ジムを獲得した味方チームは、協力してこの「ジム」を守らなければならない。

 また相手チームがすでに「ジム」を占拠している場合は、そこにジムバトルを

 仕掛けてジムを奪い返す事もできる。

 なお、日本においては、「ジム」がマクドナルドに設定されており、約400店舗が

 「ジム」対象となっているようです。

●ゲーム内には様々なチャレンジがあり、達成すると「メダル」を入手できる。

●ポケコインという有料アイテムがり、経験値2倍やポケモン出現率アップなど、

  ゲームを有利に進める事のできるアイテムをを購入できる。

 

社会ニュースになっていますこのゲーム、

調べていますと最後の方には、何が何やら意味が分からなくなってきました。

 

ただ、見えてきたものがありました。

それは・・・

◎夢中になると「かなり周囲に迷惑がかかる」ゲームであるということ。

◎無料と言えども、課金制になっている部分があり、

 “無料”でどれほどやりこんでも、結局は「課金者には勝てない」ということ。

 さらに配信元が事情により配信を停止したとしたら、

 それまでかけた時間や料金は戻ってこないということ。

◎ゲームの周辺に(製造元からマクドナルドまで)「商業主義」の臭いがすること。

などです。

 

サッカー、スポーツがメインのブログに、今回ゲームを取り上げた理由ですが、

それは一方、「サッカーは試合のことを“ゲーム”と言う」からです。

サッカーとポケモンGOの大きな違い

・・・それは、「頭と体」、そして『技術』を駆使して、相手と競うところです。

サッカーには難しさがあり、相手に勝つには、相当の努力やメンタルコントロール

必要です。

つまり、自身が日頃からの精進で、ストロングポイントを多く有しておく必要が

求められます。

そこ(*過程)には、自己を高め、成長するポイントがあります。

相手と力の限り、競い合った結果、(相手との)友情も生まれます。

ポケモンGOもサッカーも同じ“ゲーム”のくくりになりますが、

私はポケモンGOが、サッカーを凌駕するゲームとは到底思えません。

バーチャルは、結局はバーチャルです・・・。

サッカーに関しては、現実という『リアルな世界』があります。

その一方、現実を見るのが嫌だから・・・逃げる人もいるでしょう。

しかし、逃げないで向き合って進んでいく人が、強くもなり、上手くもなります。

だから、安易なゲームに逃げ込まない(*時間を浪費しない)で、

自分、そして現実に向き合う人が増えていくことを切に願います。

 

そして、スマートフォンのゲームアプリを含めたゲームには、

“中毒性”があります。

ここでの中毒とは・・・感覚がマヒしてしまい、そのもの無しに生活できない様子、

または、そのものにどっぷりはまってしまう様子です。

その際たるところでは、過度な飲酒、ドラッグ、賭博行為などがあります。

    「が変われば行動が変わる」

 「行動が変われば習慣が変わる」

 「習慣が変われば人格が変わる」

 「人格が変われば運命が変わる」 ~ ウィリアム・ジェームズ ~

という言葉を肝に銘じておく必要があります。

 

サッカーは、スポーツは、結局人間がすることです。

時間の使い方、お金の使い方、エネルギーのかけ方・・・

『選択』を誤ると人生は、少しずつ狂っていきます。

 

大切なことは、その“人間の心”です。