涙なき人生は・・・
しばらくブログをお休みしていましたが、
今日から新年度復活します。
毎年この時期(年度替わり)は、
忙しさ、諸々の整理やらと
物事が滞りがちになります。
☝イメージです。。。
ただ・・・
リセットの時期をいつまでも設けていては、
新しい年も始まりません。
2017年度をスタートさせます!
今回のタイトル
「涙なき人生は・・・」
ですが、
虚覚え(うろおぼえ)なのですが・・・
中学校卒業を前に、
恩師が卒業生に向けた学年新聞に載せていた言葉です。
涙なき人生は無である
確かその前に言葉がありました。
惚れて涙
別れて涙
・・・
そのあとの文言は、正確には覚えていませんが、
次のような言葉が続いたように記憶しています。
・・・
一生懸命生きると自然に涙が出ます。
真面目に生きていると涙が出るような経験に多々出くわします。
君たちが、涙ある人生であることを願っています。
といったような言葉であったように記憶しています。
時は流れ、約30年。
最近、その言葉を時々思い出します。
涙・・・
一般的に、男が涙を流すのは格好が悪いことのようにも云われています。
確かに涙を流す(泣く)こと自体が、
見方を変えますと、
弱い
情けない
どこか軟弱な印象を受けます。
「男は我慢しろ」
と言われ続けてきた自身としては、
(恩師の言葉は頭にあっても)人前で涙を流すことは避けてきました。
しかし・・・
年齢を重ねるたびに自覚させられるのですが、
涙の回数・・・
確実に増えてきました。
先月末・・・
私たちの大切な教え子が、クラブを巣立っていきました。
(ただ、決して終わり(別れ)だとは思っていません・・・。ひとまずのけじめです。)
昨年度のクラブの活動最終日、
活動を終えて、保護者さまを交えてこれまでを振り返りながら
駐車場でお話し・・・。
「ありがとうございました」
「がんばってください」
と言っては、
また会話はつづき・・・
切り上げることが、なかなかできませんでした。
しかし、
その時はくるもので・・・
車に乗り込むわが子(教え子)たち。
車は、駐車場を離れていきます。
チームの子どもたち。
この子たちとは、一週間に多くて5回。
毎日ではありませんが、
一年365日の内、何日会ったでしょうか。
家族とは、毎日顔を合わせます。
チームの子どもたちとは、
家族の次にかなりの頻度で顔を合わせてきました。
涙なしには・・・見送れません。
特に今回見送りました6年生は・・・
2人。
つまり・・・
チームといっても、試合はできないわけです。
(*各々、学校の部活動で試合は経験していますが・・・)
試合で勝つ、大会で賞を獲るということなどではなく、
アレグランの指導理念や活動内容そのものに“共感”して
続けてくれたことは・・・言うまでもありません。
私たちを信じ、我慢して、
大切なわが子をクラブに託してくださいました保護者の皆さまには、
感謝の念に堪えません。
自ずと涙がこみ上げてきました。
涙は、汗と同様、勝手に溢れてきます。
スポーツで頑張ったら、汗が出てきます。
走ったら、走った分だけ、
汗が出てくるのは、身体の自然の反応です。
一生懸命子どもに関われば、
自然に涙も出てきます。
恩師がくれた言葉を
今、かみしめています。
反対に
涙も出ない毎日・・・
人間の自然な反応を、実は失くしてしまっているのが、
現代社会なのかもしれません。
心がふるえて涙が出るのは、
メソメソ泣くのとは違います。
※サッカー欧州選手権2016予選グループE、イングランド対スイス。
イングランド代表史上最多となる通算50得点目を記録し、感極まるウェイン・ルーニー選手
心を込めて過ごした結果、自然に流れる涙・・・。
もっと涙を流してもいいのではないか
と歳を重ねた現在、
そう実感しています。
学校は新しい年を迎えようとしています。
子どもにも大人にも、
また人生に、それぞれ新たな1ページが書き込まれようとしています。
『涙ある充実した人生』になるように・・・
がんばりましょう!!