アレグラン渡部のサッカーの素

愛知県東海市のスポーツクラブ "アレグラン東海” の代表の渡部貴朗が、自身のサッカー観を中心に、スポーツ、教育など気になることを素直に書いていきます!

2018年のスタートに改めて気づいたこと

新年がスタートしました。

 

本年も当ブログを何卒よろしくお願い申し上げます。

 

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※「初日の出」といきたいところですが・・・寝坊しまして、画像は元旦の朝日ではありません。。。

 

 

 

さてさて、

 

新年早々、解せないことがありました。

 

 

あるスーパーマーケットでの出来事です。

 

 

年度末に片づけ損ねました古新聞、段ボールを

 

その施設内にある、リサイクルボックスに出しに行きました。

 

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ポイントも頂け、さらに地球環境のためになるリサイクル場は、

 

とてもありがたいものと思っています。

 

 

 

最近、近所の店舗に、また新しいリサイクル場ができました。

 

 

新年の開場合わせて、出向きました。

 

 

ただ、そこで・・・

 

とても残念、且つ癇に障る出来事に出くわしました。

(久しぶりに本気でイライラしました)

 

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朝、資源ごみをまとめ、リサイクル場の開場を待ちました。

 

 

担当スタッフ(アルバイト?)が、機械の電源を入れ、

 

リサイクル受け付け可能な状態になりました。

 

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このリサイクル場の仕組みは、

 

まず、自動計測の秤の上に紙類を置くと、

 

機械が古紙の重量を読み取り、

 

機械の指示に従い、リサイクルポイントカードを挿入。

 

後は、横の回収ボックスに移せば完了です。

 

 巷に多い、ごく一般的な方法です。

 

 

 

ただ・・・

 

端末のパネルの様子が、明らかにおかしく(いつもと表示が違うので)、

 

「本当に古紙を秤の上に置いてよいものか?」

 

迷いました。

 

 

そこでこのリサイクル場を開錠した年配のスタッフ(アルバイト?)に

 

「置いても大丈夫でしょうか?」

 

と尋ねたところ・・・

 

(こちらの状況を確認することもなく)

 

「電源が入っていたら大丈夫」

 

と返ってきたたので、不安ながらも古紙を置きました。

 

 

案の定・・・

 

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パネルはエラーのメッセージが・・・。

 

 

当然、私はそのスタッフに再度尋ねます。

 

「すみません、機械がどこかおかしいのですが」

 

 

確認もせずにOKを出したその年配のスタッフは・・・

 

「おかしいな」

 

の後、驚きの一言を。

 

 

「あんたカードをまず先に入れた?」

 

・・・・

 

絶句です。

 

 

この機械は、そもそも

 

『まず秤の上に"古紙を置いてから"、カードを入れる』

 

仕組みになっています!

 

 

 

それをスタッフが知らない?

 

 

 

それとも

 

 

ただの勘違い??

 

 

とにかく、

 

 

あたかも私が機械を壊すような操作をしたかの如く発せられた

 

その言葉に絶句。

 

 

 

スタッフはその後、

 

「俺じゃ分らんわ」

 

と独り言を呟きながら店舗の中へ消え、

 

数分後に別の年配の男性を連れてきました。

 

 

 

胸には副店長の名札。

 

 

 

数回、機械を触った後・・・

 

「これはダメですね」

 

 

寒空の下、待たされ挙句の果てに、何の解決もなく・・・

 

全く解せないので、説明しました。

 

 

 

私「こちらの男性が『構わない』と言われて、置いたらこうなりました」

 

スタッフ「ああ、言ったよ、電源は入っていたからね」

 

私「でもその後、"おかしな手順(カードが何某)"の話をなされましたよね?」

 

スタッフ「ここのことはよく分からんのだわ。開錠を頼まれとるだけだから」

 

副店長「この人には、朝のオープンのところだけを偶々頼んだので・・・」

 

 

 

私「えっ・・・?この方、"いつも"朝にいらっしゃいますよ、この場所に」

 

副店長「そ、そう・・・朝はいます」

 

スタッフ「でも正直なところ、ここのことはよく分からんのだわ」

 

副店長「朝のこの場所のところは(その年配スタッフに)任せているんで」

 

 

 

私「じゃあ(客は)どうすればいいんですか?」

 

スタッフ「ここを押して」☞備え付けのインターフォンを指差して

 

 

 

私「一体どうなっているんですか?

 普通、会社のジャンパーを着ている人間を見かけたら、助けを求めますよね?

 管理者であれば、全体を把握はもちろん、管理マニュアルのようなものを作成し、

 現場をコントロールしますよね?」

 

 

副店長「はい。すみません。その通りです・・・」

 

スタッフ ・・・副店長の隣で、無言。

 

 

 

 

本当に訳がわかりませんでした。

 

少し大げさかも知れませんが、世の中が信じられなくなった一件でした。

 

自分は極々当たり前のことを言っているつもりなのですが、

 

伝わらない

 

まるで

 

暖簾に腕押し。

 

 

おそらくですが、

 

私が帰った後、「厄介なクレーマーだったね」と揃って言っていることでしょう。

 

 

ここまでは言わなかったのですが、

 

スタッフ着を羽織っていれば、アルバイトであろうが、正社員であろうが、

 

はたまた店長、社長であろうが、外見は同じ。

 

困りごとがあれば、声をかける、尋ねる、助けを求めるのは、当然です。

 

 

それに対して、

 

自分は社員じゃない

 

自分はここの持ち場ではない

 

などということは、まかり通らないはず。

 

 

 

 

自身よりも年が上の人間(所謂、先輩・先生)が

 

何の解決にもならない、責任のなすり合い

 

を演じている様子を目の当たりにし、

 

怒り、失望・・・いろいろな気持ちに駆られました。

 

 

 

日本人はこんなに無責任だったでしょうか?

 

 

 

良し悪しは別として、

 

昭和40年代生まれの自身にとっては、

 

連帯責任

 

 

ペナルティ(罰)

 

などは日常茶飯事。

 

 

その中で、

 

「自分がきちんとしていないといけない」

 

「他人に迷惑をかけてはいけない」

 

さらには

 

「組織に綻びが生じたら、気づいた人間がそれを止めなくてはならない」

 

といったようなことを学びました。

 

 

 

 

 

では、サッカーの話に置き換えましょう。

 

 

例えば、現代サッカーにおいて、

 

サイドバックの攻撃参加は、

 

攻撃のパターンとして必要不可欠なもの

 

であることは、間違いありません。

 

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次に、考えてみましょう。

 

 

例えば、

 

サイドバックがオーバーラップ(攻撃参加)しました。

 

 

その最中に、どこかのポイントでボールを失いました。

 

 

当然、その時は

 

ディフェンディングサードの右側には穴

 

が出来ているはずです。

 

 

ですから・・・

 

サイドバックが攻撃参加する場合は、

 

まず"責任を持って"仕掛けることが求められます。

 

 

「攻撃が好きだから」といった単純な理由で、

 

無責任に持ち場を離れると、チームは大きなバランスを崩すこととなります。

 

 

一方、攻撃にはリスクが掛かるものです。

 

バランス、組織ばかりを考えていると、相手の守備ブロックを崩すことはできません。

 

 

ですから、

 

守備者(ディフェンダー)であるサイドバックが攻撃参加する

 

ことは、意味のあることであるということは間違いありません。

 

 

しかし、

 

「リスクを解って攻撃参加するのと、

 

 安易な気持ちで攻撃参加するのは訳が違います」

 

 

当然のことながら、

 

リスクを解っていれば、ボールを失くした後の戻りも速いでしょう。

 

 

但し、その意識が低ければ、

 

(守備を)他者に任せてしまい、帰陣は遅れ、味方守備陣は大きな混乱に陥る

 

ことになります。

 

 

では、

 

サイドバックが上がった場合のそこ(サイド)のケアは誰が担うのでしょうか?

 

縦105mの全てを、サイドバックが担うことは到底できません。

 

 

サイドハーフ(または3トップの場合、ウイング)はもちろんですが・・・

 

基本的にボランチが担うべきかと思います。(*横並びの2ボランチの場合は同サイド)

 

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ディフェンスラインの前にアンカーを置く逆三角形の形であれば、

 

同サイドのインサイドハーフが担うべきかと思います。

 

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最終手段を講じなければいけない状況を除き、

 

センターバック(*4バックの場合)がサイドに引き出されることは、

 

決して望ましいことだと思いません。

 

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試合中のチームの連携・・・

 

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◎誰がどこを担うかを明確にする

 

◎問題が生じた時はどう対処するのか

 

"危機管理"にも通ずるところがあります。

 

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崩されたくなければ

 

負けたくなければ

 

・・・

 

人任せは、ありません。

 

 

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サッカーも社会も同じです。

 

 

フィールドのラインを跨いだら

 

職場の門を潜ったら

 

仕事が始まります。

 

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ユニフォーム、仕事着を着たら

 

周囲はプロと認識します。

 

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一人一人が責任を持つ。

 

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それがチームとなり

 

力になります。

 

 

そこに、競技の違いなどありません。

 

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仕事に誇りを持つ。

 

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それはスポーツであろうとなかろうと

 

関係ありません。

 

 

 

新年早々、

 

些細な出来事から

 

改めて大切なことに気づかされました。

 

 

 

優れた仕事人になりたければ

 

 

しっかりとした社会人になりたければ

 

 ・・・

 

そして、

 

素晴らしいサッカープレーヤーになりたければ

 

 

『責任感』

 

『チームワーク』

 

これは、欠かすことのできない大切な要素になります。

 

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その本質に気づき

 

育んでいける

 

のが

 

スポーツの現場

 

です。

 

 

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子ども時分に、

 

『正しい観念のもとスポーツに向き合える環境で活動する』

 

ことが、後々の子ども自身の大きな財産になります。

 

 

◆関連記事を別ブログに記しましたので、ぜひご参照ください

alegrun.link

 

 

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そして、私はその重要な現場を担う立場です。

 

 

 

自身の行動に対し、自覚と責任を持って、

 

ワールドカップの年、精進していきたいと思います。

 

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