アレグラン渡部のサッカーの素

愛知県東海市のスポーツクラブ "アレグラン東海” の代表の渡部貴朗が、自身のサッカー観を中心に、スポーツ、教育など気になることを素直に書いていきます!

競技規則 “ファウルと不正行為” を考える・・・前に大事なこと

昨日のJ1リーグで、

 

とてもがっかりする出来事がありました。

 

www.football-zone.net

 

 

Jリーグの公式サイト内の動画でも

 

このシーンがしっかりと挙がっていましたので、

 

退場ですから試合の流れを変える重要なシーンなのですが、

 

(詳細シーンの公開は)Jリーグとしてもある種のメッセージがあったことは

 

当然理解できます。

 

 

 

当該のシーンに関しては、

 

もう少し掘り下げて、

 

次回書きたいと思います。

 

 

 

 

これまで競技規則に関しては、

 

当ブログでも触れた回がありました。

 

alegruntokai.hatenablog.com

alegruntokai.hatenablog.com

 

 

 

サッカー中継で目に見える人々、

 

それは、

 

“競技者”

 

“指導者”

 

そして、

 

“審判員”

 

です。

 

 

 

三者

 

競技者を除きますと、

 

資格を求められますこの2つ

 

・・・

 

指導者と審判員。

 

 

 

ただ・・・

 

とても残念な現実ですが、

 

少なくとも自身の身近なところでは、

 

➠ 指導者ライセンス > 審判ライセンス

 

➠ 技術(指導)力 > ルール理解

 

・・・

 

多くの方が興味を持つポイント

 

・・・

 

図式が、

 

このようになっている感を否めません。

 

 

 

つまり、

 

ボールの扱いや勝敗一辺倒になりがちなところ・・・

 

そこが残念でなりません。

 

 

 

その表れの一つが、

 

審判服の着用に関して。

 

f:id:alegruntokai:20200719075017j:plain

 

一般的な小学生よりも

 

遅く(小6)に選手登録し、

 

対外試合を経験したわが子(長女/現中1)。

 

 

子どもの試合を観に行くようになって

 

驚くことに気が付いたのは

 

審判服をきちんと着用されない方が

 

非常に多いということ。

 

 

ただ、

 

公式試合(例:県大会等)になると

 

エントリー段階において

 

各チーム帯同ライセンスの保持審判の人数、

 

そして、

 

今回取り上げています服装についても

 

明記された書類が必ず届きます。

 

 

 

で、

 

その他の試合は??

 

 

 

練習試合はもちろん、

 

民間クラブや一部地区FA等が主催します大会では、

 

審判服を着用しない方が、

 

“普通に”笛を吹いています。

 

 

 

一方、

 

その方々は、指導者

 

でもあるわけです。

 

 

 

先の画像は、

 

昨年7月に長女の対外試合の風景。

 

 

 

人生初(笑)の

 

県外で行われました招待試合です。

 

 

 

 

遠征試合の一コマです。

 

 

 

 

人工芝のサッカー専用の素晴らしいピッチで催されているにも関わらず

 

・・・

 

ご覧の通り

 

・・・・・・

 

審判の方は、

 

“プラクティスパンツ(黒)”

 

 

“アンクルソックス”

 

の出で立ちでした。

(※もちろん、全員がその服装ではありませんでしたが・・・)

 

 

 

 

そして、

 

それから二か月後の9月に催されました、

 

これまた招待試合。

 

f:id:alegruntokai:20200719081623j:plain

f:id:alegruntokai:20200719081647j:plain

 

 

全く同じ光景を目の当たりにしました。。。

 

 

 

「サッカーやるんだったら

 

 そこにしっかりお金をかけろ」

 

なんて言いたい訳ではありません。

 

 

 

「お金をかけていないのは不真面目だ」

 

ということでもありません。

 

 

 

そう、

 

お金と言えば・・・

 

例えば

 

某○mazonのサイトで

 

「サッカーソックス 黒」

 

で検索しますと

 

ベストセラーの項目で挙がっていましたのは

 

税込799円の商品。

 

 

さらに

 

私がお世話になっていますプロショップさんの

 

オリジナル商品ですとさらにお値打ちな

 

税込490円!

 

 

 

黒の無地のパンツに関しては、

 

大手サイトのベストセラー商品は、

 

税込1,467円。

 

 

プロショップオリジナル商品は、

 

税込1,799円。

 

 

 

どちらで購入したとしても、

 

両方足して3,000円もかかりません。

 

 

 

で、

 

「この金額を払えない大人がいるでしょうか?」

 

 

 

 

こう書きますと

 

必ず

 

「厳しい!!」

 

「煩い!!」

 

という声が聞こえてくるのですが・・・

 

「子どもたちの試合(成長)のために」

 

ピッチに入るなら・・・

 

それくらいは、各自準備するべきでしょう。

 

 

 

「そんなところまで考えたことがなかった」

 

と思われた方・・・

 

決して服装で、全てが決まる訳ではありません。

 

 

 

これは、

 

サッカーも

 

日常も同じ。

 

 

 

その通り、

 

繰り返しますが、

 

外見で全てが決まる訳ではありません。

 

 

 

 

現在、

 

学校の制服に関しても

 

いろいろな意見が分かれています。

 

 

 

解ります。

 

 

 

色、丈、幅・・・

 

様々な指定があります。

 

 

 

実際、

 

「えっ?」

 

と、思うことがない訳ではありません。

 

 

 

でも、

 

それとは別に気になることがあるのです。

 

 

 

 

 

話を戻します。

 

 

審判服は別として、

 

学生服を通販サイトでは買えませんよね。

 

 

しかし、余談ではありますが、

 

ここ(指定品をネットで買うこと)も可能な時代になりつつあります。

 

 

 

大手フリマサイトでは、

 

某有力校のジャージや練習着、

 

さらには背番号付きのユニフォームさえ

 

出品されていますから!

 

 

 

だから、

 

「なんでも(どうでも)いいじゃない」

 

と感じる方は

 

「面倒くさい!」

 

「ここまで言うの?」

 

になるのではないかと思うのです。

 

 

 

 

そこで、

 

もう一度考えてください。

 

 

『医師が白衣を着てなかったらどうでしょうか?』

 

『公共交通機関の乗務員が私服だったらどうでしょうか?』

 

もっと言えば、

 

『葬儀にルパン三世のような服装で参列しますか??』

 

f:id:alegruntokai:20200719102357j:plain

 

 

 

「この服しかなかったから」

 

と言えますか?

 

 

 

 

やはり身なりは

 

大事なことなのです。

 

 

 

 

私が以前あるチームを任されて

 

子どもたちを引率し各種試合に参加させていた頃。

 

 

 

それは今から15年以上前の話です。

 

 

 

その頃にもいらっしゃいました。

 

 

 

審判服をきちんと着用しない方々が。

 

 

 

でも、当時は

 

「まあ仕方ないか」

 

とぐらいにしか思っていませんでしたが、

 

それから県の審判勉強会等にも出席し、

 

国内外で活躍なされていらっしゃる審判員の方々と

 

親交を深める中で、

 

自身にも大きな変化が生じました。

 

 

 

それは

 

「サッカーは審判員がいなければ、

 

試合が運営できないという事実」

 

です。

 

 

 

 

にも拘らず、

 

わが国の(トップも育成も)サッカー好きの目線の先は、

 

技術や勝敗。

 

 

 

 

それに傾倒し、

 

大事なことに目が向いていません!!

 

 

 

 

なぜ?

 

 

 

 

「それは分かりやすい」から。

 

 

 

そして、

 

「興味の対象になり易い」から。

 

 

 

そして、

 

審判服を着ない(着なくてもよいと考えている)のは

 

「面倒くさい」

「そこまでやらなくてもよい」

 

と思っているから。

 

 

 

 

で、

 

先の学校の制服の話に少し触れまして

 

まとめにします。

 

 

 

時代とともに緩やかになってきたとはいえ、

 

現在も学校の規則というものは、

 

厳しいものです。

 

 

 

中には

 

「何で?」

 

というものがあることも事実です。

 

 

「~は何センチまで、

 

 靴の色は白で無地のもの」etc.

 

 

 

さらに

 

それら指定品を全て揃えるとなりますと、

 

自ずと出費が嵩みます。

 

 

 

親の一人として、

 

そして、

 

自身が矛盾を抱えながら校則に従っていた人間としても、

 

子どもの生徒手帳の内容のその全てが、

 

納得できるものであるとは思っていません。

 

 

 

が、しかし、

 

繰り返しますが、

 

どこに行っても決まりはあります。

 

 

 

それは学校やスポーツだけでなく、

 

国には国の決まりがあるように

 

守るべきルールというものがあります。

 

 

 

例えばサッカーのそれが、

 

“競技規則”

 

というものではないでしょうか。

 

 

 

「なぜ、競技規則はあるのか?」

 

「もし、競技規則がなかったら?」

 

 

 

 

 

そこを全く無視して、

 

技術や勝敗・・・

 

いや、

 

その競技そのもの自体、

 

私はないものと考えています。

 

f:id:alegruntokai:20200719104000j:plain