2020 J再開
公開が遅れましたが、
新型コロナウイルスで休止していました
Jリーグの再開直後節(2020 J1 第2節)の
いくつかの試合について検証したいと思います。
❶まずは、
神戸 VS. 広島
前半34分のシーンです。
広島が左CKを獲得。
ボールをセットし、蹴るのは森島 選手⑩。
蹴りこまれたボールは、ニアサイドでハイネル 選手㊹へ。
そのボールをハイネル 選手が頭で触れてコースを変えると、
ゴール前で待ち構えていたのは、レアンドロ・ペレイラ 選手㊴。
冷静に左足で合わせて先制点を挙げます。
(おそらく)ゾーンで守っている神戸ディフェンス。
ニアサイドにボールが入り・・・ほぼ全員がボールウォッチャーになり、、
ゴール前の相手選手を見失います。。。
【公式】ハイライト:ヴィッセル神戸vsサンフレッチェ広島 明治安田生命J1リーグ 第2節 2020/7/4
[🎦0:40付近から]
❷次に、
大分 VS. 鳥栖
後半21分のシーンです。
大分GK高木 選手①が、左サイドにロングフィードします。
そのボールをFW知念 選手⑨が抜け出して、敵陣深くでボールを受けます。
そして、後方にサポートに来た香川 選手②にバックパスし、
その香川 選手が精度の高いクロスボールを供給。
田中 選手⑪が反応してゴール前でヘディングシュートを放ち、
そのボールは、ゴール右へ決まります。
左サイドに目線が集中・・・
マーカーを見失い・・・
ボールが中央に届いた時には手遅れに。。。
【公式】ハイライト:大分トリニータvsサガン鳥栖 明治安田生命J1リーグ 第2節 2020/7/4
[🎦1:10付近から]
❸最後に
川崎 vs. 鹿島
前半30分のシーンです。
右サイドの敵陣中央から、
川崎のMF家長 選手㊶が、正確なクロスボールをペナルティエリア左側へ供給。
これを受けた長谷川 選手⑯が上手くボールをコントロール、
左足での力強いシュートをゴール右のサイドネットに突き刺します。
背後に相手選手がいることに気づかずに・・・
目線は中央の相手選手に・・・(※CBとRSBの2人ともが中央の選手に気を取られ)
ボールが到達した時には、手遅れに。。。
【公式】ハイライト:川崎フロンターレvs鹿島アントラーズ 明治安田生命J1リーグ 第2節 2020/7/4
[🎦0:40付近から]
中断明けのJ1リーグの初戦、
3試合をピックアップしましたが、
選手の明らかな
“ズレ”
を感じました。
それは、
試合感覚というものでしょうか。
ディフェンス時のセオリーの一つとして、
『ディフェンダーは
ボールウォッチャーになってはいけない』
というものがあります。
オフェンスプレーヤーは、
マークをずらす(ディフェンダーの目を逸らす)ことを
目的に動いてきますので、
ゴールシーンは自ずと
今回のような、相手の術中に嵌ったシーンになるのですが・・・。
ただ、
その術中に嵌ってはいけません。
ボールと相手プレーヤーを常に視界において、
相手の攻撃をブロックする必要があります。
再開から一か月余りが経過したJリーグ。
新型コロナウイルスの影響で、
充分な強化ができない中、
さらにこの暑さです。
そして、
週2回の過密日程。
過酷な状況下におかれています。
ただ、
待ちに待った公式戦の再開です。
プレーヤー、コーチングスタッフの方々の健康を祈りながら、
各チームの良いプレーを期待したいと思います。