アレグラン渡部のサッカーの素

愛知県東海市のスポーツクラブ "アレグラン東海” の代表が、自身のサッカー観を中心に、スポーツ、教育など気になることを素直に書いていきます!

上手ければ、力があれば・・・良い??

五輪が終わり、余韻も冷めやらぬ間に、

次は、W杯ロシア大会に向けたアジア最終予選が始まろうとしています。

SAMURAI BLUE(日本代表)は、アジア最終予選をグループBで

約1年をかけて、アジア代表の座をかけて戦うことになります。

◇このたびの選出されました代表メンバー、及び試合日程等は、下をクリックしてご確認ください。

 ☟

サッカー日本代表 ~アジア最終予選~ 9/1,9/6メンバー発表

 

グループBには日本以外は、

 オーストラリア

 サウジアラビア

 アラブ首長国連邦UAE

 イラク

 タイ

・・・どの国にも苦戦した記憶があります。

「簡単な試合は、ひとつもない」

と思います。

 

大事な初戦を前に、自ずと気持ちが高まります・・・。

 

www.youtube.com

 

“日本人”として、

“サッカー人”として、

サッカー日本代表を応援したいと思います。

 

ところで、このたび発表されました代表選手の中に

最近選出され続けていました、あるプレーヤーの名前がありませんでした。

 

ケガかな?

コンディションの問題かな?

それとも

新しいプレーヤーを試したいから(外れたの)かな?

・・・

常連プレーヤーが外れるいろいろなことについては、

普通は、上記のような理由がありますが、

監督の説明話では、どうやら違うようです・・・。

 

www.nikkansports.com

 

 話は変わってしまいますが、自身の若い頃を思い出しました。

正に、“指導者になりたて”の頃のことでした。

先輩が、ご自身の友人が(県外で)観た話として、私に話してくださいました。

 

「○○SCの子どもは、厳しさの中で切磋琢磨しているみたいだよ。

 ある子がパスを上手に受けることができなかった・・・

 そのような場面で、パスを出した子が怒り、ミスした子に詰め寄り、

 その子を蹴り飛ばしたそうだ。(もちろん蹴られた子は泣きます)

 しかし、その場にいたコーチは、一切口出ししなかった・・・

 理由は、

 『プロを目指したいのだったらミスをするな』

 『悔しかったら、這い上がってくる逞しさが必要だ』

 という考えのようだ・・・」

 

右も左もよく分からない、若い自分は(疑問を感じながらも)

強い選手をつくること、またその環境で活動する子どもは大変だな、

と、ただただ感じたことを覚えています。

 

また、実際に試合で出かけて行きますと、チームの仲間だけでなく、

指導者から罵声や暴言、時には理不尽な体罰を受ける子どもも

目の当たりにしました。

 

そのような経験を経て、明確な答えが見つかりました。

私たちは、

ただただ“小手先だけ上手い”サッカープレーヤーをつくっていくのが務めではなく

「真に強い『人間』を育てているのだ」

ということです。

 

強い人間とは・・・?

 暴言を吐くでしょうか??

 暴力を振るうでしょうか??

・・・それは、あり得ませんね。

 

仮に、「プロの厳しさを(子どもの頃から)叩き込むんだ」

ということで、子どもたちに接していたとします。

でもその中の何人が、本当にプロになることができるのでしょうか?

ひとまず幸運にもプロになれたとして、その後、

何歳までサッカーのプレーで、生計を立てることができるのでしょうか?

(◎当ブログ内で、これらのことに言及した記事が過去にあります)

 ☟

 

まず、「人間としての自分」をしっかりと「正しくつくっていくこと」が大切です。

 

今回の代表選手選考の時のように、

自身をコントロールできず、

チームの輪を乱す不安があるプレーヤーを、

わざわざ選ぶ監督はいないでしょう。

(*一部、それを分かっていても、招集するもの好きな監督もいるかもしれませんが・・・)

 

サッカープレーヤに“アグレッシブさ”は、必要不可欠な要素だと思います。

ハリルホジッチ監督自身、

『デュエル』という、

英語で“決闘”を意味する言葉を、これまでも頻繁に用ています。

www.sponichi.co.jp

 

しかし、その“闘争心”も、

あくまで「コントロールされた中」での話であり、

『自分勝手に暴れまわることとは、わけが異なります』

 

このたび、選出されなかったプレーヤーに対して、

Web上では、擁護する意見も聞かれます。

理由は、停滞している攻撃陣の中で、精力的に攻撃的に動き

「相手を混乱させるプレーができているから」だそうです。

 

しかし、人間が行うものがサッカーであり、

その『人間性』が、そのアスリートの人生につながり、

観ている者もそれ(生きざま)を観て、感動するものです。

 

そして、「サッカーはチームで動くもの」です。

勝利を得るためには、“チーム力”は欠かせません。

ただ、人が多く集まるチーム内には、時に納得できないことも出てくるでしょう。

しかしそれは、学校や職場も同じではないでしょうか。

もし、異論があるならば、それに必要な話し合いの場を持つべきです。

感情的になって、チームの結束にマイナスになる行動をとってしまっては、

最悪の場合、己がチームから放出されることになり、

「自分で自分の首を絞める」結果を招くことになるでしょう。

 

最後に、 これとは真逆の出来事が同じ試合で(*開始直前に)ありました。

現在、湘南ベルマーレのジネイ選手の行動です。

 

ジネイ選手は、今シーズンのファーストステージまでは、

この当日の相手、鹿島アントラーズのプレーヤーでした。

(⇒つまり、ファーストステージ限りで、契約満了で鹿島を出たプレーヤーです)

しかし、この試合のキックオフ前、鹿島の石井監督以下、

ベンチにいる全てのスタッフや選手と挨拶を交わしてから、

ピッチに入って行ったそうです。

 

いわば、“日本人以上の律義さ”を見せた、

ジネイ選手の『人間性』が表れた一コマでした。