不公平とは?
気がつけば
12月中旬。
ブログも全く滞ったまま
一年の終わりを迎えようとしております・・・。
ただ、
年度初めの春から現在まで
個人的、クラブ的にも
いろいろありました。
人生というもの自体が
いろいろあるものですが、
今年は(も?)本当にいろいろありました。
でも前に進むのみです。
年々、年(歳)を重ね、
何かの用紙等の年齢欄に
自らの数字を書く時に、
我がごとながら
“えっ”
と思うことがあります。
でも、
決して年齢は戻りません(若くはなりません)。
進む(重ねる)のみなのです。
これは、
人間はもちろん
この世界に生きる生物
全て同様に課せられている重みです。
つまり
命の“重み”
ですね。
これを、
どのように捉えるか
が大切なことなのです。
人間以外の生命体は・・・
あまり(というより、ほぼ間違いなく)
「生きている意味」までは考えずに
その命を終えていきます。
しかし、
人間は違います。
「良く生きたい」と願い
「良く生きるため」の努力もします(できます)。
だから、
私はこのことに目を背けずに
『自分の生きてきた年月の数、経験値』
そして
『人生というスパンの中での現在の自身の立ち位置』
を強く意識し、これからも進まなければいけない
と感じ、
そして改めて決意しました。
「前に進まなければ」
と。
では、進めます。
わが国のプロサッカーです。
今シーズンのJリーグも終わり、
来季の構図が明らかになりました。
昇格を果たしたチーム
降格が決まったチーム
現状維持(残留を決めた)であったチーム
・・・
この時期(シーズンオフに入ったばかりの頃)は、
悲喜こもごも
観ている人間の心を大きく揺さぶります。
そしてシーズン終了直後、
次のようなニュースを目にしました。
まず、
先日終了しましたJ1参入プレーオフのことがお判りにならない方は、
以下をご参照ください。
で、
このプレーオフについて
必ずと言ってよいほど登場するのが
『アンフェア(不公平)云々の問題』
です。
私なりの見解を述べます。
この昇格、降格の構図・・・
「不公平なのでしょうか?」
「不公平」
と言えば、プレーオフが設けられていること自体、
「不公平」
なのです。
現に
徳島ヴォルティスは、2019J2リーグで4位。
(※3位は大宮アルディージャでした)
そう考えますと
大宮サイドからしますと、かなり不公平です。
しかし、
論議(不公平を口にしているの)は
昇格プレーオフの決定戦まで進んだ
徳島サイドです。
(▲プレーオフに参加したその他チーム、大宮、甲府、山形の内部の意見は分かりませんが・・・)
そうですよね。
決定戦(*決勝)まで進んでおきながら、
それを逃した訳ですから・・・
解らないわけでもありません。
ただ・・・
よく考える必要があります。
通常、順位に応じて3チーム入れ替えを行い、
(プレーオフなど設けずに)
大宮がJ1へ昇格し、J1の下位から3番目であった湘南が降格する
ことが“自然”なのです。
「だから前々から言ってたじゃない
『J1の16位から18位までが降格し、
J2の1位から3位までが昇格すればいいんだよ!』」
そういった意見も聞こえてきそうですね。
でも・・・
でもですよ
そのプレーオフがあるが故に
J2はもちろん
J1も“消化試合”というもの自体が明らかに減り、
最後まで盛り上がったことも事実です。
それは、
主催者のJリーグにとっても
スポンサーにとっても
観ている側にとっても
“有益”なことだった
と思うのです。
たとえ、
「J1チームが引き分けでも勝ち上がり」
という優位を付けたこと
つまり、
アンフェアに映る構図があったとしても
全体にとって、それなりに利益があった
ということなのです。
この部分を
『不公平と考えるのか』
将又
『全体の利益があったと考えるか』
それは、
少し考えれば分かることです。
但し、
この(現在のJリーグの)システムが
全て善しとは思いません。
チェアマンのお話の通り、
「さらに色々な角度から議論」というものが求められますし、
リーグ側も、より一層制度の根拠を改めて示すことは
今後も必要だと思います。
ただここでの問題は・・・
“上っ面だけの『不公平』の言葉”
です。
これは、絶対にやめるべきです。
今回のブログ(記事)は、
自クラブの運営話がスタートでしたが
自クラブのゴタゴタはもちろん、
問題として挙がってくる世間のニュース等
・・・
これらを総合的に観た率直な感想を述べます。
「偉そうに」と揶揄されかねませんが
はっきり感じることがあります。
「思慮深くない人が明らかに増えてきている」
と。
つまり、
直情的、感覚的な人が、
社会人になり、また親になり
世間を跋扈している
そのような印象を最近強く受けます。
大切なことは
『背景にあるものを感じる力』
です。
何か一瞬、窮屈感を感じたとしても
「それは『そのような理由でこうなっているんだな』」
と理解、解釈しなければ
この社会は、地域は、正しく動く(回る)ことはできません。
再度、最後にもう一度まとめます。
簡単に
「ずるい~」
「不公平~」
と叫ぶのは、
ただの駄々っ子です。
小山蒼海の駄々っ子ぶりが演技うますぎてホントにムカつく件w DAIGO 加藤ローサ 小山蒼海出演 ダイハツ タント CM ファミレス篇改訂版。
感情?気分?
で言動や行動を起こしていると
間違いなく場は乱れます。
一方、
「何でも黙って言うことを聞いておけばよい」
という態度を求めているわけではありません。
言うべきところや
行うべきところ(ポイント)を
誤ってはいけない
ということです。
場当たり的な発想から出る言動や行動を
「いろんな人がいるからね」
で済ませてよいものでしょうか?
もしそれがまかり通ってしまえば・・・
「言った者勝ち」
「やった者勝ち」
の世の中
・・・
つまり、
「それこそ不公平な世の中になる」
のです。
正しさとは何でしょうか?
誤った考えや行動をとっている以上、
サッカーが上手くならないばかりか、
人生そのものも決して良いものにはなりません。
つまり、
やたら不公平を叫んでいる人間が
最終的には損をすることになるのです。