教育ではダメですか?
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
ここまで目にしますと、
あまりの違いに落胆し、私はページを閉じてしまいました。
“教育観”
も
“サッカー観”
も
いろいろ・・・。
“親”
も
“子ども”
も
“家族関係”
も
いろいろです。
本来なら、ここで追求は終わりますが、
私は、これを考える立場にあります。
そして、
自クラブのアレグランは、
『スポーツと教育に正面から向き合い、
クラブに集う子どもたちに対して、
正しいことを伝える立場』
にあります。
ですので、他人事で済ませるのではなく、
考えなくてはいけません。
私はこれまで述べてきましたように、
“スポーツ = 教育” である
と断言します。
スポーツと教育を
敢えて、無理やりに
「切り離したり」
「ひっつけたり」
する必要はありません。
正しくスポーツに向き合えば、
それが教育になり得るのです。
しかし、
スポーツ界にいまだに、悪しき慣例や体制が数々あるのも事実です。
罰走
連帯責任
罰ゲーム(*体力トレーニング等)
さらには、体罰まで・・・。
それらを
「教育だから」というのは、
『確かに不合理』です。
(・・・これらを現場から根絶していかなくてはなりません)
一方、
私たちのクラブでは、指導者の話を聞かないと注意が入ります。
また、
談笑しながら技術トレーニングを行っていると、
これまた注意が入ります。
ただ、“そのこと(指導者の正当な働きがけ)” を、
単純に、
“スパルタ式”
や
“スポーツではない活動をしている”
と括られるのは、非常に残念です。
これまで、自クラブ内で実際にあったケースを、ここで書きます。
もう10年以上も前のことです・・・。
[実際に過去にあった、ある保護者さま(*当時)のご意見]
Aさん:
「リーダー(←私)は、子どもたちに『今は笑わない』と言いますが、
スポーツにその考えはありですか?」
・・・
(少しその言葉の意味が解らなかったので)
私は尋ねました。
私:
「具体的にどういうことでしょうか?」
Aさん:
「私は華道をやっていますが、その先生も厳しく、リーダーと同じように、
『今はおしゃべりしない!』と言われます。
厳しいな、と感じるのですが、
まあ、“道”がつくものをやっているので、仕方がないなと思います。
でも、“スポーツ”とは、楽しいものですよね。」
・・・
当時、このご意見に関して
「話を聞くということは、お子さまの力になるからです」
とご返答したものの、
まだ若い自分は、恥ずかしい話しですが、
“明確に”答えることができませんでした。
あれから時は流れ
たくさんの現場で子どもたちの現実を見て
巣立っていった教え子たちのその後姿を見て
さらに
人の親になり・・・
『話を聞くことは大切』
『物事に真剣に取り組むことは大切』
であると確信しました。
スポーツの場で活躍したいのであれば、
人(*例:コーチングスタッフ)の話を聞くことは必要不可欠です。
アンダーカテゴリー(育成年代)はもちろん・・・
※U-16女子代表チーム
フル代表でも同様です。
※SAMURAI BLUE(A代表)
そして
真剣にできる・・・
“頑張る”ことができないプレーヤーは、試合では起用されません。
※私の中で整理した“頑張る”ということの意味とは?…『真剣に“最後まで”取り組む』ことです。
それらを意識して日々取り組んでいますと、
自ずと競技力も増します。
“これ(このポイント)”を低年齢の頃から、
『良い癖として習慣づけていくこと』が必要です。
(「低年齢だから無理」・・・では決してありません)
上達への良い習慣がつけば、
サッカーの場合では具体的には、
ボールコントロールがどんどん向上していきます。
つまり、ボールをきちんと持てるようになります。
そうなれば、自分のやりたいこと(プレー)が実現できるようになります。
だから、楽しくなります。
では、そもそも
話を聞けない
頑張れない
さらには
自分勝手で無責任な選択、行動
ばかりの取り組みでは、
一向にゲームの中でもボールは自分のものにならず、
(☝ボールを失う、パスが回ってこない)
延いてはそれが、「楽しくない」に繋がります。
これは、サッカーというスポーツの中での一端ですが、
社会も全く同じではないでしょうか?
結局、
“正しい努力”ができる人が、成功を掴んでいきます。
スポーツに正しく取り組む中で、
人間は自然に磨かれ
人間力も高まり
社会に出た時、必ず大きな力になります。
それ・・・
つまり、
『人間力を高めること』
は、
正に “教育”
です。
先に載せました、サッカーをなされている、ある息子さんのお父さんの考えを
敢えて載せます。
・・・
(自分が)Jリーグ下部のスクールに拘る理由は、一点のみです。
私は断言します。
スポーツは、教育的価値を有します。
◎以前にもそれに触れた内容の記事を掲載しました。
繰り返しますが、
まだ人間として未完成で、
この先、いろいろな可能性を秘める子どもたちへは、
いかなる場面においても、そもそも教育が求められます。
だから、
子どもたちの周りには、教育的観念を持った大人が必要不可欠なのです。
親心とは
『子どもを真に想う気持ち』
です。
その親心から考え、
さらに自身が、20年以上子どもたちの現場に立って確信したこと・・・
スポーツは、
子どもを成長させる大きな力があります。
そして、
私たちアレグランの理念は、
スポーツを通した教育です!